戸建リフォーム・リノベーション費用の目安金額と2つの注意点とは?

戸建リフォーム・リノベーション費用の目安金額と2つの注意点とは?

この記事の監修者 篠原 昌志

(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。

現在全国37拠点で展開中。リフォーム事例を紹介するYouTubeのチャンネル登録者は1.5万人。

戸建リフォームの目安金額と、戸建をリフォーム・リノベーションする際の注意点について解説します。

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戸建てリフォーム・リノベーションの種類

①間取り変更のリフォーム・リノベーション

①間取り変更のリフォーム・リノベーション

間取り変更のリフォーム・リノベーションは

「複数の部屋を1つにする」

「部屋を分ける」などがあります。

「広々とした空間を作りたい」

「和室を撤去したい」

このような希望がある場合、複数の部屋の間仕切りを取り払い、開放的な部屋を作るリフォーム・リノベーションです。

「子ども部屋を作りたい」

「夫婦の寝室を分けたい」

このような希望がある場合、新たに間仕切りを設置して、部屋を分割するリフォーム・リノベーションです。

②水廻りのリフォーム・リノベーション

水廻りのリフォーム・リノベーションには「キッチン」「浴室」「トイレ」「洗面所」があります。

キッチンは、キッチンの設備を新しくする場合やキッチンのレイアウト変更など様々です。

浴室は、ユニットバスの交換や、浴室の拡張、給湯器の交換などがあります。

トイレは、トイレの移動・新設・交換、和式から洋式への変更などがあります。

洗面所は、洗面台の交換、洗面所を広くするなどがあります。

③外装リフォーム・リノベーション

外装リフォーム・リノベーションには「補修」「塗装」「張り替え・重ね張り」があります。

補修は、外壁のヒビ割れ部分・剥離部分・目次割れ部分を補修します。

塗装は、建物を保護する、外壁に防水機能を持たせる、綺麗な外壁を保つために塗装を行います。

張り替え・重ね張りは、既存の外壁を撤去して新しいボードを張る「張り替え」と、既存の外壁の上から新しいボードを張る「重ね張り」があります。

④耐震リフォーム・リノベーション

耐震リフォーム・リノベーションには「耐震」「制震」「免震」があります。

耐震は、柱・梁・壁を補強して、地震の揺れに備える対策を行い、建物が倒壊することを防ぎます。

制震は、壁や柱などに「ダンパー」という部材を設置することで、地震の揺れを吸収することで、住宅にかかる負荷を低減します。

免震は、建物と地面の間に「免震装置」を設置して、建物と地盤を離すことで、揺れを伝えにくくする対策です。

⑤バリアフリーリフォーム・リノベーション

バリアフリーリフォーム・リノベーションは「手すりの設置」「段差の解消」「滑りにくい床への変更」「扉の取り換え」などがあります。

手すりの設置は、階段や廊下などに身体を支えるために手すりを設置します。

段差の解消は、つまずきの原因となる段差を無くすため、スロープの設置や、床のかさ上げ、台の設置などの方法があります。

滑りにくい床への変更は、転倒、怪我、骨折防止のために滑りにくい床材にリフォーム・リノベーションします。

扉の取り換えは、車椅子でも開閉しやすい「引き戸」や、力を使わずに開閉できる「開き戸」などにリフォーム・リノベーションする方法があります。

一戸建てリフォーム・リノベーションの費用を少しでも抑える方法

使用する材料・設備のグレード選ぶ際に注意してください!

リフォーム・リノベーションで使用する材料・設備をグレードの低いものを選ぶと、リフォーム・リノベーション費用を抑えることが可能です。

事前にリフォーム会社に予算を伝えて、その予算内で選べる素材や設備を選んでもらうと良いでしょう。

ただし注意点としては、予算を抑えることばかり考えてしまうと

「統一感の無い見栄えの悪い仕上がりになってしまった」

「使い勝手が悪くなってしまった」

とリフォーム・リノベーションを後悔する結果になりますので、優先順位を決めて納得できる素材・設備を選びましょう。

戸建てリフォーム・リノベーションを行う際の2つの注意点

①リフォームしたい箇所の優先順位を決める

リフォーム・リノベーションで、全て要望通りに叶えるとなると費用はいくらあっても足りません。

「どの箇所を優先するのか?」

きちんと優先順位を決めた上で、リフォーム会社に相談しましょう。

「なぜ今回リフォーム・リノベーションするのか?」

「優先的にリフォーム・リノベーションするべきなのはどこなのか?」

目的と優先順位をはっきりさせてからリフォーム会社に相談することで、プロ目線のより良いプランを提案して貰えます。

②リフォーム会社は2~3社相見積もりする

リフォーム会社を決める際は、気になるリフォーム会社2〜3社に希望条件を統一して、相見積もりを依頼しましょう。

リフォーム費用の比較だけでなく

「わかりやすい書類なのか?」

「説明を省かずに丁寧に説明してくれるか?」

「疑問点にも答えてくれるのか?」

このような点もしっかり確認しましょう。

リフォーム会社の担当者との相性もとても大切です。

リフォームは大きな買い物でもあるため、少しでも疑問に思う部分があれば遠慮せずに質問しましょう。

リフォーム費用が他社と比べて少し高かったとしても

「誠心誠意対応してくれた」

「希望に沿ってリフォームの提案をしてくれた」

「連絡のレスポンスは早い」

など信頼できる会社にリフォーム・リノベーションを依頼することが一番です。

【箇所別】一戸建てのリフォーム・リノベーション費用相場

①リビング

リビングリフォーム・リノベーションの費用相場は、50〜150万円です。

リビングのリフォーム・リノベーションでは施工面積、使用する内装材のグレードによっても費用は大きく変わります。

②キッチン

キッチンのリフォーム・リノベーションの費用相場は、70〜150万円です。

キッチンのみの交換や、安いキッチンを選ぶことで、60万円程度でリフォーム・リノベーションが可能な場合もあります。

③浴室

浴室のリフォーム・リノベーションの費用相場は、50〜150万円です。

グレードの高いユニットバスの設置や断熱工事、給排水・ガスの工事が費用となる場合は費用は大きく変わります。

④トイレ

トイレリフォーム・リノベーションの費用相場は、15〜50万円です。

トイレ本体のみの交換であれば10万円程度で、工事が可能な場合もあります。

⑤間取り変更

間取り変更のリフォーム・リノベーションの費用相場は、10〜300万円です。

間仕切りを設置するだけなら費用を抑えてリフォーム・リノベーションが可能ですが、建物をスケルトン状態にしてフルリノベーションする場合などは費用は高くなります。

⑥外壁・屋根

戸建ての外壁・屋根のリフォーム・リノベーションの費用相場は、110〜200万円です。

家の大きさや、使用する塗料のグレード、工事内容によって費用は大きく変わります。

中古住宅リフォーム・リノベーション費用相場

①築5年未満の中古戸建のリフォーム・リノベーション費用相場

築5年未満の戸建の場合は、内装や住宅設備の劣化があまりない為大きなリフォーム・リノベーションは必要ありません。

一部のクロスの貼り替えなどで十分なため、費用相場は10〜15万円程度です。

②築10年以上の中古戸建のリフォーム・リノベーション費用相場

築10年以上の戸建の場合は、内装や住宅設備が老朽化し始める頃です。

また、外壁塗装も耐久年数10年程度のため、内装と合わせて工事する場合、リフォーム・リノベーション費用相場は、20〜150万円程度です。

③築15年以上の中古戸建のリフォーム・リノベーション費用相場

築15年以上の戸建の場合は、水廻りの交換が必要になってくる頃です。

リフォーム・リノベーション費用相場は、150〜250万円程度と考えておいた方が良いでしょう。

④築20年以上の中古戸建のリフォーム・リノベーション費用相場

築20年以上の戸建の場合は、フローリングの一部張り替えやキッチンの交換が必要な時期です。

リフォーム・リノベーション費用相場は、250〜350万円程度と考えておいた方が良いでしょう。

⑤築25年以上の中古戸建のリフォーム・リノベーション費用相

築25年以上の戸建の場合は、フローリングの全体張り替え、内装・外壁全体的な修理が必要となります。

リフォーム・リノベーション費用相場は、200〜500万円と考えておいた方が良いでしょう。

⑥築30年以上の中古戸建のリフォーム・リノベーション費用相場

築30年以上の戸建は、内装の他に旧耐震基準で建てられているものは、耐震補強工事が必要です。

リフォーム・リノベーション費用相場は、400〜600万円程度と考えておいた方が良いでしょう。

また、全面的にリフォーム・リノベーションする場合は1,300〜1,500万円程度費用がかかります。

まとめ

戸建てのリフォーム・リノベーションと言っても、築年数やリフォーム・リノベーションする箇所で大きく費用が変わります。

また、戸建てをフルリノベーションする場合は多額な費用が発生するため

「理想通りではない」

「使い勝手が悪い」

という場合、簡単に直すことができません。

納得がいく仕上がりにするためにも、事前に計画とリフォーム会社選びは慎重に進めましょう。

この記事の監修者 篠原 昌志

(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。

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