この記事の監修者 篠原 昌志
(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。
現在全国37拠点で展開中。リフォーム事例を紹介するYouTubeのチャンネル登録者は1.5万人。
築年数が古い築古物件には、洗濯機置き場が室内に設置されていないことがあります。
新築や築浅の物件では、室内に洗濯機置き場があるのが大半なので、室内に洗濯機置き場がない物件は【不人気物件】になりやすいと言われています。
そのため空室対策のひとつとして、室内に洗濯機置き場を移設するリフォームを検討されているオーナー様も多くいらっしゃいます。
今回は、洗濯機置き場の重要性と室内に洗濯機置き場を移設する際の注意点についてご紹介します。
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これがないと空室のまま?室内洗濯機置き場の重要性はかなり高い
賃貸住宅新聞社さんが「この設備がなければ入居が決まらないランキング」を毎年発表しています。
そのランキングで単身部門1位、ファミリー部門2位以内になっているのが「室内洗濯機置き場」(2022年版)。
やはり室内に洗濯機置き場が無い物件は、空室が続きやすく入居を決めるのに苦戦すると言えるでしょう。
入居が決まりづらいお部屋において洗濯機置き場が外にある場合は、室内に移設することを優先的に考えていただきたいと思います。
洗濯機置き場の移設工事の3つの注意点とは
洗濯機置き場を外から室内に移設するとき、注意していただきたいのがこの3つ。
注意点
① 洗濯機用防水パンのの設置場所を確保
② 給水配管はなるべく隠そう&給水栓の高さも大事
③ 排水をどこに流すのか
それでは順に説明していきます。
洗濯パンの一般的なサイズは64×64cm、このサイズを設置できるスペースを確保する必要があります。
ただし、スペースがあるからといってどこにでも設置できるかというと、そうでもありません。
設置するには「給水」と「排水」が必要。
次以降の見出しで詳しく説明します。
水道が通ってさえいれば給水経路を取ることはできますが、なるべく配管は隠したいところ。
大掛かりなリフォームのついでに洗濯機置き場を移設する場合は、壁を壊したり床を開けたりする際に壁の中や床下に隠すことができますが、そうでない場合は配管が見えてしまうこともあります。
そして動画内で紹介している通り、パンには給水が付いているタイプと付いていないタイプとがあります。
給水がついているタイプであれば床下から給水を持ってくることが可能。
パンに給水が付いていない場合は、洗濯機置き場の上部に給水管を配置しないといけません。
また、ドラム式洗濯機を置けるようにするには給水栓の高さも大事です。
給水栓の高さは、パンの上から「100cm〜110cm」程度の高さで設置するようにしましょう。
洗濯機置き場を移設する際に、一番注意していただきたいのが「排水」です。
一般的に、洗濯の排水は雑排水管に流すため、既存のキッチンや洗面化粧台などの排水に繋げるような工事が必要となります。
雑俳水管とは 台所・浴室・洗面所・洗濯湯などの、洗いものを行う際に生じる汚水を流す排水管。
洗濯機置き場と雑俳配管に距離がある場合は、勾配が取れずに排水が流れない可能性もあります。
水が流せるかの現場調査を行うことでトラブルを防ぐことが出来ますので、事前に調査を行なうようにしましょう。
また、ユニットバスの排水管に流すのは難しいケースが多いため、キッチンや洗面所の排水につなげるという形が一般的です。
まとめ
洗濯機置き場の移設をご検討の方は、今回ご紹介した3つの注意点を踏まえて「どこに移設できるのか」を工事業者の方と打ち合わせをし調査してみてください。
①移設先のスペース確保
②給水が隠せるのか&給水栓の高さはどうするのか
③排水はどこに流すのか
YouTubeチャンネルの方では、実際のお部屋で洗濯機置き場の移設についてご紹介しておりますので、ご覧ください。
また、チャンネル登録もよろしくお願いいたします。
この記事の監修者 篠原 昌志
(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。
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