LDK表記ができるお部屋とできないお部屋の違いとは

LDK表記ができるお部屋とできないお部屋の違いとは

この記事の監修者 篠原 昌志

(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。

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リノベーションやリフォームを行う際に、間取り変更をするケースがあります。

例えば「2DK」の間取りを「1LDK」に、「3DK」の間取りを「2LDK」に変更するなど、空室対策として間取り変更を取り入れる施工例が多くあります。

その際に、「DK」・「LDK」表記について基準があるの?といった質問をいただくことがありますので、「DK」・「LDK」表記の基準について紹介していきます。

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1Kと1Rについて

まずはじめに、アルファベットの前にある数字はその物件の部屋の数になります。

「1」であれば、その物件のお部屋は1部屋、

「2」であれば、その物件のお部屋は2部屋になります。

Kの「K」は、キッチンを表しており、「1K」はお部屋とキッチンが分離されているお部屋になります。

Rの「R」はルームを表していて、その名の通りキッチンも含め1つのお部屋にある物件を「1R」とよびます。

「1K」や「1R」については、学生さんや新社会人などの方が多く入居利用されていて、業界に関係無い方でもシンプルで聞き馴染みがある間取り表記になっています。

「DK」表記と「LDK」表記の違いについて

DK」と「LDK」表記については、業界の中でも基準を把握されずに、曖昧に使われている方もいらっしゃいますので基準について紹介していきます。

DKとは

1DK」の「DK」は、ダイニングキッチンを表しています。

ダイニングキッチンの「ダイニング」とは、食事という意味があります。

「ダイニングルーム」や「ダイニングテーブル」などの言葉でよく使われますが、ダイニングキッチンはキッチンが同じ部屋にあり、料理を作って食事ができる場所を表します。

ダイニングテーブルなどを置くお部屋のイメージを持っていただければと思います。

LDKとは

1LDK 」の「LDK」は、リビングダイニングキッチンを表しています。

リビングダイニングキッチンの「リビング」は、生活や暮らしという意味がありますが居間や茶の間といった、家族で団欒ができる場所を表します。

ソファやテーブル、大きなテレビなどが置かれているお部屋のイメージです。

LDK」は、リビングとダイニングキッチンの融合になりますので、料理・食事と団欒ができる広い空間をイメージしていただければと思います。

カウンターキッチンのあるリビングのお部屋などが一般的で、料理も食事も団欒も合わせてその空間で時間を過ごすことができます。

このように、お部屋の目的から見ると「DK」と「LDK」の違いは居間としての広さが関係していることがわかります。

では、実際どれくらいのお部屋の広さであれば「DK」や「LDK」としてそれぞれ表記していいいのかを紹介していきます。

DK」と「LDK」は、ダイニングのお部屋の広さで線引きがされていまして、その目安となる基準を「公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会」が平成23年に発表されています。

以下の表はその基準になります。

間取り キッチンがあるスペースの広さ(K・DK・LDK)
1K 4.5帖未満
2K 6帖未満(9.9㎡未満)
1DK 4.5畳以上8畳未満(7.4㎡以上13.2㎡未満)
1LDK 8畳以上(13.2㎡以上)
2DK 6畳以上10畳未満(9.9㎡以上16.5㎡未満)
2LDK 10畳以上(16.5㎡以上)

(※中京間 東海エリア:182.0㎝×91.0㎝=1.65㎡換算)

このようにそれぞれ部屋の広さを満たしていれば、「DK」「LDK」表記をすることができます。

ここ最近では、LDKの間取りが一般的となり人気の傾向があります。

既存物件が2DK3DKだったお部屋を1LDK2LDKに間取り変更を行うことで空室改善となるケースも実際の事例として多く存在します。

リノベーションやリフォームを行う際には、このような基準を把握して物件管理を行うことで物件掲載する際にも役立ちますし、把握していない場合と比べると入居に繋がる確率も上がるでしょう。

まとめ

DK」表記、「LDK」表記について紹介してきましたが、リノベーションやリフォームを行う上で間取りの変更を考えるオーナー様も多くいらっしゃいます。

DK」「LDK」それぞれに使用用途があり、入居者からしてもその物件のイメージにも多少影響があります。

ご自身の物件を少しでも入居して頂ける物件にするためにも、このような「DK」「LDK」表記に関する部分においても把握しておきたいですね。

この記事の監修者 篠原 昌志

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