この記事の監修者 篠原 昌志
(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。
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リフォーム・リノベーションにおける壁式構造とラーメン構造のメリットデメリットについて、ご紹介していきます。
壁式構造とラーメン構造のメリットデメリット
柱や梁の代わりに壁の面を利用して建物を支える構造になります。そのため、室内に柱や梁がなくすっきりとした空間をつくることができます。
メリット
① 柱や梁の出っ張りがなく部屋を真っ直ぐに使える
壁式構造は、柱と梁がお部屋に出てくることがありませんので、ベッドなどの家具を置く際もお部屋を真っ直ぐ使うことができますので、置きやすくお部屋を使いやすいという特徴があります。
② 断熱性と防音性に優れている
壁式構造の壁は、壁厚が厚く太いものが入っていますので、断熱効果と防音・遮音性が高くなることもメリットになります。
③ 耐震性に優れている
壁式構造は、耐力壁という面で建物を支えているということもあり、頑丈で横の揺れにも強く耐震性に優れています。
デメリット
・間取り変更の自由度が低い・窓やドアなどの開口部が制限される
壁式構造の場合、壁の面で建物を支えているため、間取りの面での自由度が低くなってしまいます。
リフォームなどを行う際も、壁を取り除くといった変更ができません。
また、窓やドアなどの開口部についても同じように制限されてしまうことがデメリットになります。
柱と梁で建物を支える構造になります。戸建ての住宅や高層マンションなどで用いられます。
メリット
① 間取り変更の自由度が高い
ラーメン構造の場合は、柱で建物を支えていますので、壁を取り除くことが可能です。
そのため、リフォームなどで2DKを1LDKに間取りを変更をしたい時なども、壁を取り除き間取り変更を行うことも可能となります。
② 室内空間を広く使うことができる
壁を取り除くことが可能なため、リフォームやリノベーションを行う際に、壁などを取り壊して空間を広く使うことが可能となります。
間取り変更も含めて、壁式構造と比べると自由度が高いことはメリットです。
デメリット
・部屋に柱や梁の凸凹が出る・耐震性に劣る
ラーメン構造では、どうしても太い柱や梁が室内に出てきてしまうため、家具の配置等をそれに合わせて考えないといけません。
お部屋によっては、柱が邪魔と感じてしまうケースもあったりします。
また、柱で建物を支えているということで、壁式構造と比べて耐震性は劣ってしまうこともデメリットの1つと言われています。
まとめ
壁式構造のメリットは、ラーメン構造のデメリットであり、壁式構造のデメリットはラーメン構造のメリットでもあります。
どちらも良さはありますので、これら2つの特徴を理解したうえでリフォームやリノベーションなどを検討頂ければと思います。
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