この記事の監修者 篠原 昌志
(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。
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壁式構造とラーメン構造の見分け方について、ご紹介していきます。
壁式構造とラーメン構造の3つの見分け方とは
RCの建物には、壁で建物を支える壁式構造と柱と梁で建物を支えるラーメン構造の2種類が存在します。
この見分け方ですが、専門家の方に現地で確認頂くことが確実ではありますが、ご自身でも判断できるポイントが3つありますのでご紹介していきます。
①建物の階数で判断する
建築基準法上では、一般的に壁式構造は特別なケースを除いて5階以下で建設するという事が定められています。
そのため、6階以上の建物になるとラーメン構造であることは判断出来ます。
エレベーターがあるような6階建て以上の建物はほぼラーメン構造で、5階以下の建物であればラーメン構造なのか壁式行動なのかは、階数では判断出来ませんので更に平面図や現地で確認する必要があります。
②平面図で判断する
平面図で確認する場合、壁式構造は壁で建物全体を支えていますので平面図で確認すると、太い壁が太線で記載されています。
この太線の壁が、壁式構造の壁を現していますので平面図にこの太線が存在している場合は、壁式構造と判断出来ます。
一方で、ラーメン構造は柱で建物を支えていますので、お部屋の四方に柱が存在しています。
平面図で確認する際も、お部屋の四方に柱を表しているものがあれば、ラーメン構造と判断することが出来ます。
注意点としては、平面図によっては細かい部分まで記載されていないケースもありますので、平面図上での判断として現地でも確認が出来る場合は現地での確認も合わせて行うと確実な判断が出来ます。
③現地で判断する
現地で判断する際も、基本的には①・②と確認するポイントは同じです。
お部屋の四方に柱が入っていれば、ラーメン構造と判断が出来ます。
また、壁を叩いて判断することも出来ます。
ポイントとしては、壁の中に空洞があるかないかの壁を叩いた時の音の高さです。
壁の中に空洞がある場合は、高くて軽い音が鳴ります。
ラーメン構造などのケースに多いです。
逆に、壁の中に空洞がなくしっかりとした壁式構造で使われるような耐力壁の場合は、叩くと重たい音が鳴ります。
実際に、現地に足を運べる際に壁の音を聞いてみるのも1つの判断材料になりますので、お試しください。
まとめ
壁式構造とラーメン構造の見分け方を紹介してきましたが、リフォームやリノベーションの内容も物件の建物構造によって、出来るもの出来ないものと自由度に影響が出てきますので、ご自身でも見分け方を理解しておくことも大切です。
是非参考にしてみてください。
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