この記事の監修者 篠原 昌志
(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。
現在全国38拠点で展開中。リフォーム事例を紹介するYouTubeのチャンネル登録者は1.5万人。
リノベーションを行う上で、和室をどうするかの扱いについて「必要ですか」「必要ないですか」という質問をよくいただきます。
入居者のニーズにより必要かどうかは変わってきますが、空室対策という目線から不動産物件における和室の扱いについて紹介していきます。
不動産投資物件に和室は必要
不動産物件のリノベーションにおいて和室は必要?
不動産物件のリノベーションにおいて、和室は「必要か」「必要でないか」という質問に対して結論から言いますと、和室は「必要ではありません」。
動画でも紹介していますが、特にお部屋が2LDKや1LDK以下であれば和室は必要ないです。
3LDK以上あるお部屋であれば、1部屋はあってもいいかもしれません。
理由としては
・和室を好む方が減少傾向
・寝室にベッド派が増加
・メンテナンス面での不安
というような理由から、和室を好む方は少なくなってきている傾向があるからです。
世代関係なく寝室のお部屋にはベッドを使う方も多く、洋室の方が使い勝手がいいという方が増えてきています。
また、フローリングに比べて例えば液体をこぼした時の処理など、メンテナンス的にも大変というイメージを持たれている方が多いのも理由の1つです。
このような背景を踏まえて、リノベーションを検討している物件の和室の扱いを考えると、和室を作らずに全て洋室へリノベーションする事で入居者のニーズに合う確率も上がり空室改善に繋げることが出来ます。
一方で、入居者様の和室が必要という意見の理由としては、
・来客があった際に客間として使える
・仏壇がある
・親との同居
などがあがってきます。
最近では市販されている置き畳のバリエーションも増え、活用される方も増えてきています。
とはいえ、どうしても和室でないとダメというケースはあるかもしれません。
そのような理由から、3LDK以上あるお部屋であれば、1部屋は和室があってもいいかもしれません。
動画でも紹介していますが、実際にあった成約事例で、埼玉県のある物件の3部屋をリノベーションしました。
3部屋ともに3LDKで、和室を残した2部屋と、全てを洋室に変えた部屋とでリノベーションを行いました。結果として、工事中に入居が決まったのは、全てを洋室に変えたお部屋でした。
このように、和室がない方が良いと判断するケースも増えて来ていると思いますので、和室があるお部屋のリノベーションを迷われている方は全てを洋室に変えてみることも1つの空室対策として取り組んでいただければと思います。
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