この記事の監修者 篠原 昌志
(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。
現在全国37拠点で展開中。リフォーム事例を紹介するYouTubeのチャンネル登録者は1.5万人。
賃貸経営を行っていくうえで、築年数が古い物件になってきますと、お部屋のリフォームを検討されるオーナー様も多いと思います。
特に築年数が古い物件になると、お部屋の様々な箇所が経年劣化してきます。
その中でもお部屋の木部は、湿気や日焼けなどで劣化が目立つケースが多いです。
木部のリフォームの種類とその違いについて、ご紹介していきます。
塗装仕上げとシート仕上げの違いとは
築年数が古いお部屋の木部のリフォームは、大きく分けて以下の2つの仕上げ方法があります。
塗装仕上げ 塗料を使い、木部全体を塗装します。
シート仕上げ 化粧シートと呼ばれる樹脂などで作られたシートに、木目など柄が印刷されたもので、木部はもちろん、扉や床などにも使用されます。
どちらの方法も仕上がりは均一で、良し悪しはありませんが、リフォームを行う場所によってはその方法を使い分けることも大切です。
動画でもご紹介させていただいていますが、キッチンの木枠の場合は、塗装仕上げを採用しています。
シートを貼って仕上げることは可能ではありますが、木枠のつなぎ目からシートが剥げてくる可能性があります。
そのため、リフォーム後の中長期的に考えた場合に、塗装で仕上げておいた方が綺麗な状態を保ちやすくなります。
一方で、カウンターの天板はシート仕上げを採用しています。
こちらも、塗装仕上げでももちろん仕上げることは可能です。
シート仕上げとした方が良い理由としては、カウンターはモノを置くスペースでもありますので、塗装を塗って綺麗に仕上げたとしても、モノが擦れて塗装が剥がれるリスクがあるからです。
シート仕上げは、種類によっては耐久性や耐水性にも優れており、傷などもつきにくいためこのような場所での仕上げには向いているといえます。
まとめ
木部のリフォームは、施工する場所によって塗装で良い場合とシートを貼った方が良い場合があります。
そのポイントを見極めて、中長期的に綺麗な状態が保てるようにリフォームを検討いただくことをオススメします。
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