この記事の監修者 篠原 昌志
(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。
現在全国37拠点で展開中。リフォーム事例を紹介するYouTubeのチャンネル登録者は1.5万人。
「どのようにすれば現場調査のミスはなくなるのか?」
「どのように現場調査を行えばオーナー様の満足度は上がるのか?」
このように悩まれているリフォーム会社様も多いかと思います。
そこで今回は「リフォームの現場調査する際の3つのポイント」と「リフォームの現場調査を写真・動画撮影する際の5つの注意点」についてご紹介します。
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リフォームの現場調査する際の3つのポイント
360度カメラを活用することで、撮り逃しが無く、1回で現場の状況を記録することができます。
直接現場に行ってない人は、写真や動画を見ただけでは
「どこの部屋の写真なのか?」
「何をどうしたいのか?」
わからない場合もあり、結果何回も物件に足を運ぶこともあります。
しかし、360度カメラで撮影することで、現場に行っていない人でも現場の全体の状況を把握することが簡単にできます。
リフォーム会社の多くは、チェックシートを活用しています。
チェックシートを細かく分けて活用するメリットの一つ目は、調査漏れを防ぐことができます。
業務の標準化ができることや、属人的な営業にならないため、新人スタッフでも早く正確に仕事を覚えることができます。
また、チェックシートがあることで、お客様に説明する際も、現場調査の結果を具体的に示しながら説明することができ、お客様の理解も深めることができます。
現場調査漏れで
「再度現場調査に行かなくてはいけない…」
というミスを防ぐこともできます。
マンションの場合は、以下の点についても確認しておきましょう。
・駐車場・搬入ルート
・エレベーターの有無
・階段の場合、階段の幅
・入り口や通路の大きさ
この他にも、共有部分の壁や床の状態も事前に確認しておくことで、搬入時のリスクを防ぐことができます。
リフォームの現場調査を写真・動画撮影する際の5つの注意点
写真や動画の「画質」も重要です。
画質が良い方が、現場の状況を正確に把握することができます。
また、照明なども準備しておくと尚良いでしょう。
複数の角度から撮影することで、より正確な情報を得ることができます。
設備の品番を撮影しておくことで、メモする時間を短縮できるだけでなく、聞き間違え、書き間違えを防ぐことができます。
施工事例は、次の依頼に繋がる貴重な情報です。
施工後と対比できるようなアングルで撮影しましょう。
撮影すべきポイントは事前に把握しておきましょう。
・搬入経路
・外観(建物全体の外観やエントランス、バルコニーなど)
・建物構造( 壁、床、天井、柱、梁などの構造材)
・リフォーム箇所(改修予定の部屋やスペース全体)
・配管・給排水( 水道管、ガス管、排水管などの位置と状態)
・電気設備( 配線、コンセント、スイッチ、照明器具、ブレーカーなど)
・換気設備(換気扇、ダクト、窓などの換気設備の位置と状態)
・窓・ドア(窓やドアの位置、サイズ、形状、状態)
・クロス・フローリング(壁紙、床材、天井材の状態やパターン)
・キッチン(キッチン設備、カウンター、収納、ガスレンジ、シンクなど)
・トイレ・バスルーム(トイレ、バスタブ、シャワー、洗面台、収納など)
・収納・クローゼット( 収納スペースやクローゼットの位置、サイズ、形状)
・防水・防湿(防水処理が必要な箇所や湿気が多い箇所)
・階段・廊下(階段や廊下の幅、形状、手すり、照明など)
・クラック・劣化箇所(壁や床に見られるクラックや劣化した箇所)
・防音・遮音( 遮音性が重要な箇所や隣接する部屋との境界部分)
・経年変化(経年による変化や劣化が見られる箇所)
現場調査の際に気をつけるべきマナー
当たり前のことですが、事前に確認した訪問日時を厳守し、遅れる場合は速やかに連絡しましょう。
また、早く到着しすぎることも避けましょう。
万が一早く到着してしまった場合は、物件周辺や、マンションの搬入経路の確認などを見ておきましょう。
第一印象は重要です。
身だしなみには注意し、訪問時には「自分が何者であるのか」丁寧な挨拶を心がけてください。
また、タバコなどの臭いは気になる方が多いため、待ち時間などもなるべく吸うのは控えましょう。
必要に応じて靴カバーやスリッパを使用し、お客様の家を汚さないように注意しましょう。
手荷物を持ち込む際には、家具や壁にぶつけないように注意し、場所を指定されたらそこに置いておきましょう。
「こちらを撮影してもよろしいですか?」
など気遣いの一言も大切です。
お客様への質問や説明は丁寧に行い、わかりやすく伝えるように心がけてください。
リフォーム専門用語はなるべく避けると良いでしょう。
現場調査中に騒音や振動が発生しないように注意し、近隣住民への迷惑を避けてください。
まとめ
現場調査の良し悪しや対応によって、その後の契約を左右します。
より丁寧に正確に慎重に現場調査を行い、リフォームのプロとしての考え方やプランをお客様に伝える必要があります。
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