築30年以上のマンションは要注意!築古物件の漏水リスクの注意点を解説!

築30年以上のマンションは要注意!築古物件の漏水リスクの注意点を解説!

この記事の監修者 篠原 昌志

(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。

現在全国38拠点で展開中。リフォーム事例を紹介するYouTubeのチャンネル登録者は1.5万人。

賃貸オーナー様の中には、築古物件を所有されている方も多いと思います。

設備によっては、経年と共に劣化してくるものも出てきますが、その中でもリスクとして上げられるのが漏水リスクです。

特に築30年以上のマンションでは、銅管・鉄管が使用されている事が多いため、漏水リスクがあると言われています。

今回は築古物件における漏水リスクの注意点についてご紹介させていただきます。

築古物件の漏水リスクの注意点とは

YouTubeチャンネルの方でも実際の現場にて、ご説明させていただいておりますので、合わせてご覧ください。

YouTubeチャンネルでもご紹介している実際に漏水が発覚した物件を元に、ご説明していきます。

物件概要築36年のRC造の賃貸マンション

築30年以上経過している築古物件では、給水管・給湯管が鉄管・銅管で施行されている事が多いです。

鉄管と銅管の注意点鉄と銅は、錆びて亀裂が入りやすく、そこから漏水に繋がりやすい

今回は、こちらの物件の鉄管・銅管から漏水している事が発覚しました。

漏水発覚の経緯2階のお部屋で漏水が起き、1階のお部屋が水浸しになってしまう状況が発生。 漏水後は、人が住める状態ではなく、フローリングを貼り換えが必要な状況。 漏水が止まったことを確認の上、フローリング貼り替え工事に着手しましたが、解体工事中にフローリングをめくるとカビが繁殖している事が判明し、別の箇所からも漏水している可能性も考えられるため、再度現場調査を実施。 お風呂の給水管から漏水している事が発覚。 このまま放置しておくと、また入居者に明確がかかってしまう事が想定されるため、給水管・給湯管の交換を行うこととなる。

こちらの物件の場合、3点ユニットバスのお部屋になっておりまして、ユニットバス内の点検口から漏水を確認できました。

しかしながら、点検口から配水管までは距離があり手を伸ばして作業する事ができないため、ユニットバスを解体して工事を行うこととなりました。

配管工事には、塩ビ菅やポリエチレン菅を使用最近の物件では、配水管には塩ビ菅やポリエチレン菅が使用されます。 素材的に錆びが発生しませんので、漏水リスクは少ないとされています。

注意点

配水管に鉄管・銅管が使用されている場合には、経年と共に劣化しやすく漏水リスクがありますので、リフォームなどで大掛かりな工事を行う際には現場調査時に給水管・給湯管・配水管の素材を確認し、必要があれば漏水リスクに備えた対応をとるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

築古物件の場合は、漏水リスクは高いとされています。

鉄管・銅管が使用されている場合には、現場調査をしっかりと行った上で漏水リスク対策を行うことをお勧めします。

YouTubeチャンネルの方でも、実際の事例を元にご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。

また、チャンネル登録も是非よろしくお願いします。

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