この記事の監修者 篠原 昌志
(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。
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単身者向け不動産物件の中でも、圧倒的に人気がない設備として「3点ユニットバス」があげられます。
実際に、築古の物件を所有されているオーナー様の中にも、3点ユニットバスの物件の空室が長期化しているケースも少なくありません。3点ユニットバスがなぜ人気がないのか、またその対策についても紹介していきます。
不人気設備3点ユニットバスとは
単身者向け不動産物件の中でも、圧倒的に不人気となっているのが
3点ユニットバスになります。3点ユニットバスは、その名の通りですが、トイレ・バス・洗面台が1つのユニットとしてセットになっているものを指します。
単身者向け物件に設置が多く、お風呂とトイレが一緒になっている分お部屋も多少広くなります。
1人で使用する分には困らないといった方や物件によっては家賃が安く設定されているケースもありますので、気にせずに
3点ユニットバスの物件を選ばれる方もいらっしゃいます。
一方で、圧倒的に人気がないと言われているのも事実です。
3点ユニットバスを選択しない方の中でも
1番多い声としては、「快適な使い方がわからない」といったものがあります。
その理由として、トイレやお風呂に入る際に以下のようなものが声としてあがっています。
・湯船に浸かりずらい
・入浴後にトイレが濡れる
・シャワーカーテンがカビやすい
・客人の利用時にはトイレ(お風呂)が使えない
・狭い
・掃除がやりにくい
以上のようなものがあります。
例えば、入浴に関しても湯船に浸からずにシャワーさえ出来れば問題ないという方は多くいらっしゃいます。
3点ユニットバスでもシャワーだけでの利用も可能ですが、そこにはやはり上記のような快適さに欠けている部分があるため、3点ユニットバスが設置されている時点で選択肢から除外される・・・といったことに繋がっています。
毎日利用するトイレ・お風呂・洗面所はやはり快適に利用したいという声は多くあり、不人気設備となっています。
3点ユニットバス物件の空室対策
3点ユニットバスの物件を選択しない理由として、快適な使い方がわからないといったものがありましたが、お風呂とトイレが別になってさえいれば、ある程度快適に使用できます。
しかし、3点ユニットバスをお風呂とトイレに分離しようとすると、費用もかかりますしスペースも必要となってきます。
そこで、空室対策としてオススメしているのが、トイレとシャワーユニットの2つに分離するリノベーションです。
このリノベーションであれば、既存の3点ユニットバスのスペースの範囲内で分離することが可能になりますし、費用も約60万円程度でリノベーションが可能となっています。
「Sirabee(しらべぇ)」によるシャワー派と湯船派の割合の調査では、女性でも4人に1人はシャワー派といった結果が出ており、特に若い世代では4割近くの方がシャワーで済ませている結果になっています。
そのため、トイレとシャワーユニットに分離するリノベーションは若い世代にも人気があり、物件としても見栄えがよく空室対策として試されるオーナー様も増えてきています。
今所有されている物件を今後10年以内に建て替える予定がある場合は、既存のままでもいいかもしれませんが、今後
10年以上物件を所有される予定がある場合には、どこかのタイミングで対策することで物件としての価値向上に繋がる可能性もありますので、検討をオススメします。
注意点として、物件によって設置が可能なシャワーユニットのサイズが違いますので、所有している物件のスペースに収まるサイズを選ぶ必要があります。
また、シャワーユニットは梁加工ができない仕様になっているため、所有されている物件の状態を正しく把握し検討する必要があるため、業者を含めての検討をオススメします。
まとめ
単身者向けの圧倒的不人気設備である3点ユニットバスですが、トイレとシャワーユニットに分離することで物件としての価値を向上させることが出来る可能性もありますので、是非ご検討してみてください。
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