この記事の監修者 篠原 昌志
(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。
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給湯器交換のリフォーム時期
給湯器の寿命・耐用年数は家族構成や使用頻度にもよりますが、10年程度と言われています。
20年持つ給湯器もあれば8年程度で故障する場合もあり、機械なので多少当たり外れがある様です。
「設計標準使用期間」により、一般家庭の給湯器・湯沸し器の使用期間は10年と設定されています。
寿命・耐用年数はメーカーによって差が出ることはほとんどないですが、使い方によっては短くなってしまうので注意しましょう。
給湯器を長持ちさせるポイントとしては
・給湯器本体の排気口廻りのスペースを保つ
・給湯器が雨に濡れない場所に設置する
・入浴剤を使いすぎない
・凍結を防止する
というポイントが挙げられます。
製造から10年以上経過した給湯器は修理できない事が多いので、故障すると交換が必要になります。
給湯器の生産が終了してから10年目以降は、メーカーが修理用の部品を保有しておく義務はありません。
つまり、部品が調達できず修理できないという事になります。
ここ数年新型コロナウイルスの影響により給湯器の納期遅延が起こっています。
給湯器は故障するまで使い続ける方が多いのですが、今は故障してからすぐに交換が出来ない可能性が高いです。
「何もトラブルが起きていないから」
「使い勝手がいいから」
と言って交換しないで使っていると、火災や一酸化中毒の原因になる場合もあるので、早めの交換を心がけるように気を付けましょう。
給湯器交換のリフォーム時期の５つのサイン
給湯器の寿命が近くなるといくつか症状が出てきます。
使用中にお湯が突然水になってしまったり、熱湯になってしまったりする場合は、電装基盤やどこかの部分に問題があります。
給湯器から小さな爆発音のような音がした場合、放っておくと基盤が壊れる原因になります。
機器内部で不完全燃焼を起こしている危険性があるので注意しましょう。
給湯器の液晶画面や文字がしっかり表示されなかったり、消えたりする場合はリフォーム時期のサインです。
給湯器本体に問題がなく、液晶パネルが故障している場合もありますが、自己判断せずに必ずリフォーム会社に相談しましょう。
給湯器本体が変形している場合、給湯器の内部で
・水漏れ
・腐食
・ガス漏れ
・異常着火
などが起きている可能性があります。
給湯器本体から黒い煙が出ている場合は、不完全燃焼を起こしています。
使用を中止し、早めにリフォーム会社に連絡しましょう。
故障以外の給湯器交換のリフォーム時期
給湯器の寿命・耐用年数やトラブル以外に、ライフスタイルや住居環境が変わる場合も給湯器をリフォームした方が良い場合があります。
結婚や出産、両親と一緒に住むなど家族が増えると、既存の給湯器の容量が足りなくなってしまうことがあります。
給湯器交換のリフォーム費用の相場
給湯器を交換する場合、給湯器本体、リモコン料金、工事費用がかかります。
約10万〜25万円給湯器を交換するのにかかりますが、給湯器の機能差によって価格は大きく変わります。
価格が安い順番だと
・追い焚きができない「給湯専用タイプ」
・追い焚きができる「オート・フルオートタイプ」
・床暖房機能搭載「給湯暖房熱源機」
となります。
他にも価格を少しでも抑えたい場合は、給湯器の号数を小さくすることで可能です。
しかし、世帯人数で推奨されている号数がありますので、推奨人数を確認した上で選びましょう。
単身世帯で一度に複数箇所で使用しない場合は、16号がおすすめです。
2人家族でたくさんお湯を使うことがない場合は、20号がおすすめです。
4人家族で複数箇所で同時使用する場合は、24号がおすすめです。
また、他にもこだわりがなければ、少しでも安いメーカーの給湯器にリフォームするというのも安く抑えるポイントです。
給湯器交換のリフォーム会社を選ぶ際の基準
ガス給湯器のリフォームを行う際は資格が必要になります。
【ガス給湯器】
・液化石油ガス設備士
・簡易内管施工市
・ガス可とう管接続工事監督者（都市ガスのみ）
・ガス機器設置スペシャリスト
・ガス消費機器設置工事監督者
・給水装置工事主任技術者
・第二種電気工事
資格者が在籍しているか、リフォーム会社を選ぶ際に確認しておきましょう。
・電話・メールをしたとき
・現場調査や見積りのとき
・気になる点について聞いたとき
気になる点について質問した場合
「大丈夫ですから任せてください」
「安心してください」
などと質問をはぐらかし曖昧な回答をする場合は注意しましょう。
トラブルを避けるためにも、少しでも違和感がある場合は選択肢から除外しましょう。
リフォームする際は、工事後のトラブルも含めて事前に対策することが大切です。
給湯器は取り付け直後にエラーや異常が発生することも少なくありません。
リフォーム料金が良心的だったとしても、その後の保証やアフターサービスがきちんとしているのか？は事前に確認しておきましょう。
また、悪徳なリフォーム会社だった場合、手抜き工事をわざと行い、後から追加工事費用を請求されることもあります。
リフォーム後も安心して対応してもらえるリフォーム会社を選びましょう。
まとめ
給湯器は毎日の生活に欠かせない設備です。
寿命を迎えた給湯器が突然止まってしまう前に、早めに交換を検討することが大切です。
また、安さだけでリフォーム会社をお願いするのではなく、安心して任せられるリフォーム会社に依頼することもトラブル回避のポイントです。
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