この記事の監修者 篠原 昌志
(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。
現在全国38拠点で展開中。リフォーム事例を紹介するYouTubeのチャンネル登録者は1.5万人。
今回は、事業拡大中の北関東エリアにあるイメチェン前橋店の松井和彦社長にインタビューさせていただきました。
- はじめに、松井社長のこれまでについてお伺いしてもよろしいでしょうか?
- 個人事業主として開業し2年、法人化して8年ほど、合計約10年になりますが、最初はリフォーム業ではなくビルや賃貸のクリーニング業で起業しました。
独立する前は車の整備士をしていました。車の整備は好きだったのですが、労働環境があまり良くなく、給料が少なく拘束時間も長いという状況に限界を感じ、他の仕事に移りました。
- 車の整備士からビルや賃貸のクリーニング業を経て、なぜリフォームに従事されるようになったのですか?
- 賃貸のクリーニング作業をしている時に
「めくれているクロスも直してくれないか?」「網戸もついでに貼り直してほしい」などのご要望が不動産会社からあったことがきっかけです。
いわゆる「DIY」のようなことにも元々興味があったので、仕事としても広げやすかったです。
自分で調べたり人に聞いたりして技術を習得し、最終的には大工、電気、設備までトータルのリフォーム、リノベーションができるようになりました。
- 今メインとされているのはどの事業ですか?
- 今は不動産会社が仕入れた物件を再販するための原状回復工事、リフォーム・リノベーションをやっています。業界でも有名な会社様から案件をいただいています。
- イメチェンを知ったきっかけは何でしたか?
- 数年前に「リフォーム産業フェア」に参加して、なんとなくパンフレットをいただいたのがきっかけですね。
翌年のイベントでもイメチェンを見かけましたが、認識したのはYouTubeのおかげで、動画を見て事業内容を知りました。
- イメチェンの最初の印象をお聞かせください。
- 1回目に見かけた時の印象はあまり残っていないのですが、2回目に見た時は「1㎡×1万円での工事内容が弊社と似ているな」と思いました。
このまま置き換えて同じようなビジネスモデルで展開できそうだとも考えていました。
- そこから事業説明会にご参加いただいた理由は?
- まず、動画やパンフレットだけでは分からない部分やルールや仕組み、運営側の方たちの人間性なども知りたくて、実際にお会いして話を聞きたいと思っていました。
その時点から加盟も検討していました。
- イメチェンにご加盟いただいた決め手を教えて下さい。
- 弊社は営業会社というよりは施工会社というポジションを取っているため、集客にかける労力、時間に限界があります。
イメチェンに加盟すればYouTubeによって集客ができたり、見積もりの手間も省けたり、時間短縮や効率化につながると考えたのが一番の加盟理由ですね。
- 加盟したことにより解消された問題はありますか?また、加盟前のお悩みなどをお聞かせください。
- 一律で同じ仕上がりを求められるような仕事ではなく「私たちである理由」を持った仕事をしたかったです。
自分たちは下請けのポジションだったので、元請けとお客様の間で決定された内容の通り工事を進めていくべき立場でした。
しかし「もっと良い提案があるのにな・・・」
など納得いかないまま工事をすることもしばしば。下請けの立場だと提案ができないので、ジレンマを感じることが多くありましたね。
イメチェンに加盟すればオーナー様に直接提案可能なので、やりがいのある仕事ができるようになると思いました。
- これまでジレンマを感じた案件について詳しくお伺いしてもよろしいですか?
- 「値段が安いからクッションフロアでいいよ」と言われても、適していない場所にクッションフロアを施工してしまうと、破れやその他の劣化などを引き起こすことがあります。
「予算」を理由にベストではない提案内容のまま進めていかなければいけない仕事に葛藤していました。
- 管理会社の下請けポジションだと仕事をしても全く感謝されない、との声をよく耳にするのですが、実際そう感じたことはありますか?
- 感謝されるような機会や場面がないですし、自分たちが工事をした後の入居の有無を聞いたり、工事の仕上がりに対しての反応を見たりすることもできません。
イメチェン案件のような元請けの仕事だと、直接お客様からご依頼いただいて工事後にお客様の反応を見られるのでやりがいを感じます。
- 下請けのお仕事とイメチェンの案件を比べて、利益率はどの程度変わりますか?
- イメチェンは「1㎡×1万円」を基本としたパックですが、プラン内で収まる工事はほとんどなく、水回りの交換やオプション工事などが追加されるので、イメチェン案件の方が利益が上がるケースが多いです。
また、ひとつの物件で工事量が多い方が、色々な組み合わせで単価アップもできるのでありがたいですね
- 前橋を含む北関東は一都三県に比べるとイメチェンの集客が弱い地域です。本部としても強化していきたいと思っているんですが、松井社長からも何かございますか?
- 本部の動画も頼りにしながら、自社もSNSなどで発信して広く認知してもらえるようにしたいと思っています。
これからも一緒にがんばっていきましょう。貴重なお時間をありがとうございました。
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