この記事の監修者 篠原 昌志
(株)ココテラス代表取締役/一卵性の双子/山口県出身/職人・施工会社が薄利というリフォーム業界の悪い収益構造改革をする事を目標に、定額制リフォーム「イメチェン」のFC本部を運営。
現在全国38拠点で展開中。リフォーム事例を紹介するYouTubeのチャンネル登録者は1.5万人。
「自分が正しいと思うリフォームをお客様に提案をしたい」
「下請けリフォーム会社から脱却したい」
このように悩まれている下請けリフォーム会社様も多いかと思います。
そこで今回は、下請けリフォーム会社から脱却しづらい理由、リフォーム会社が下請けから元請けになる4つの方法をご紹介します。
1㎡1万円の定額制リフォーム「イメチェン」とは?
定額制リフォーム「イメチェン」は1㎡(床面積)×1万円でデザイナーズ物件にイメージチェンジを図る事ができる一般住宅、賃貸物件向けの定額制のリフォームブランドを全国38店舗でフランチャイズ展開しています。
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下請けリフォーム会社の現状とは?
下請けは元請けから仕事を受けているため、元請けが倒産したり、仕事が振られないことで、下請けリフォーム会社の倒産リスクは高くなります。
現在が好調だったとしても
「この先ずっと安定しているか?」
と言われると、大きく一変することも考えた方が良いでしょう。
下請けリフォーム会社の場合、営業しなくても仕事が入ってくることはメリットとも言えます。
しかし利益率が低く、希望する単価や納期で仕事を受けにくい点もあります。
また、施工業者の確保や納期の調整などは、融通が効かず、慢性的に激務にもなりやすいです。
そのため、新規営業に時間を割くことはなかなか難しく、結果、下請けから脱却できないという悪循環にも繋がりやすいです。
下請けリフォーム会社から脱却しづらい理由
元請けに依存しすぎてしまうと
「新規顧客を獲得しよう!」
という意欲を弱まってしまい、結果「下請けリフォーム会社」から脱却できません。
しかし、いきなり
「営業をしよう!」
としても、何をどう始めて良いかわからないという方も多いのが現状です。
下請けの段階から集客ノウハウを蓄積できるようにしておくことも大切です。
下請けの場合、元請から図面や仕様の指示がくるので自分達で商品選びや間取りを考える必要がない事が多いです。
しかし元請となると、お客様の要望に合わせ積極的な商品提案、間取り提案が必要になり自社で図面作成等も必要になってきます。
間取り変更を希望されているのに、CADで図面提示ができなければ契約率は間違いなく下がります。
図面作成、デザインができる人間を雇用するか、外部と連携しお客様に図面提示が出来る体制作りが必要です。
下請けはメールで見積書を送信するだけで工事依頼が来ることもありますが、元請の場合お客様とまめなコミュニケーションをとる事が重要です。
現場調査時にお客様から予算や希望の工事内容をヒアリングをしていたとしても、数日後に見積書を持っていくと、予算や工事内容の変更を言われる事もあります。
下請けの状態が長く続くと、メールで見積書を送付し提案に伺わないリフォーム会社も多いのが現状です。
契約までに何度かお会いする事でお客様との人間関係構築が実現し、予算感や工事内容の変更等にも気づく事ができるので、元請になる為には営業体制を整える事も重要です。
リフォーム会社が下請けから元請けになる方法
下請けとしての実績を積み上げ、信頼性と技術力を高めることが大切です。
クオリティの高い仕事を提供し、納期やコスト面でも信頼できる業者であることをアピールすることが必要です。
「リフォーム実績を積み上げるためには、どうしたらいいのか?」
リフォーム実績を積み上げる方法について解説します。
クオリティの高い施工を提供することが、顧客からの信頼を得るために不可欠です。
施工前に必要な打ち合わせや現場の確認を入念に行い、細かい部分にも注意を払い、丁寧な施工を心がけましょう。
リフォーム工事の費用は、顧客にとって重要です。
予算内で最適な施工方法を提案し、不要なコストを抑えることが求められます。
また、予算オーバーにならないように、工事中にコスト管理を徹底することも大切です。
顧客のニーズに応え、満足度を高めることが重要です。
打ち合わせの段階で、顧客の要望をしっかりとヒアリングし、その要望を反映させた施工を心がけましょう。
また、工事中には、顧客とのコミュニケーションを大切にし、工事完了後にはアフターフォローを行うことも重要です。
リフォーム実績をアピールすることで、新たな顧客獲得の機会を増やすことができます。
ホームページに過去の施工実績を積極的にアピールし、信頼性を高めましょう。
また、施工中の写真や施工後の写真を掲載することで、施工の品質や手法をアピールすることも可能です。
リフォーム業界には、様々な資格や許認可が必要となる場合があります。
必要な資格や許認可を取得し、そのことをアピールすることで、信頼性を高めることができます。
しかし、資格を持っているだけでなく、実践的な知識や経験も必要です。
リフォーム業界においては、実務経験や技術研鑽が欠かせません。
下請け業者として信頼を得ている場合、顧客からの紹介などで案件を獲得することができます。
その際には、自社の技術力や施工実績、価格面などをアピールすることが重要です。
下請けの仕事をしつつ、元請けの仕事の割合を増やしていく方法がおすすめです。
いきなり元請けになるより、元請けの割合を段階的に増やすことで、低リスクで元請けに転身することができます。
元請けになるタイミングの目安の一つとしては、元請けの仕事が全体の仕事の半分を超えた時です。
漠然と
「元請けになるぞ!」
という風に考えるのではなく、元請けになるための期日と具体的な目標設定をしておきましょう。
まとめ
リフォーム会社が下請けから元請けになる方法について解説致しました。
元請けになるためには、地道な準備と体制づくりが重要です。
やるべきことを精査してから、元請けになる一歩を踏み出しましょう。
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